【とにかく仕組み化 ─ 人の上に立ち続けるための思考法】を読んでみた

    《本記事はアフェリエイト広告を利用してます》

    私は月に1冊以上本を読みます。
    本を読むことで、新しい情報を知り、人生の役に立つ。
    30代以上のサラリーマンは、本を読むことをオススメします。

    本の詳細

    • 著者:安藤 広大 (あんどう こうだい)
    • 価格:1,760円
    • 発売日:2023年5月31日
    • 出版社:ダイヤモンド社
    • ページ数:320P

    評価と感想

    3段階評価:★★

    ポイント

    ・組織の歯車になることを受け入れる
    ・人は放置すると属人化する

    組織としてあるべき姿がわかる本。
    働いていれば、部下が加わり、いつかは人の上に立つ立場になる。
    人の上に立つ立場として、どういう行動をすべきか学べる。

    属人化はリスクである

    属人化とは、特定の仕事をある担当者しか知らない状況。
    もし担当者が何らかの理由で長期休暇した場合、属人化した組織では誰も作業を知らないので、仕事が進まないだろう。
    また、自分のやりたいように作業を進めることで、不正をすることも。

    属人化は、結果的に会社の損失につながる。

    マニュアルがあることで、担当者がいなくなっても作業を進めることができ、遅延のリスクを回避することができる。
    決められたルールに従うことで、不正が無い職場にできる。
    さらに、マニュアルどおりに仕事を進めれば、わからない状態からスタートするより早く終わる。

    だれでも仕事を引き継ぐことができる仕組みがチーム力を生み、強い組織になる。

    人を責めてしまうのは、仕組ができていない

    何かしらのミスをした場合、
    なぜやらなかった?
    なぜ確認しなかった?
    どうして考えなかった?

    と上司が部下に対して、責める。

    責められた部下はモチベーションが下がり、心理的安全性が低くなってしまう。
    最終的には退職するなど、あとあと問題が発生。
    人材確保が困難な日本では、退職者を出すことは致命的である。

    責めた問題としては「なぜ」の部分で、人の記憶に頼ってやる作業と、マニュアルどおりに進める作業では、ミスの原因が異なる。
    人の記憶は忘れやすいため、人に依存した作業でのミスはその人が原因となる。
    しかし、マニュアルどおりに作業をしたミスはマニュアルが原因になる。

    仕組みがあれば、間違ったベクトルはマニュアルに向く。
    間違った部分は更新して、ミスのないマニュアルを作ればいい。

    仕組みがあることで人間関係を円滑にでき、問題が起きないようにできている。

    仕組み化の大切なこと

    マニュアルどおりに仕事をすることは、上から言われたことをただやっているだけのように感じるかもしれない。
    しかし、それがとても大事で、我流で仕事をするとミスが起きる。
    ミスが起きれば周りに迷惑を掛け、結果的に自分の評価が下がってしまう。

    マニュアルは問題が発生しないように、誰でも理解でき確実に進められるような作りになっているものが多い。
    先駆者たちの苦労の結晶である。

    わたしの職場にもさまざまなルールやマニュアルがある。
    マニュアルがあることで、誰でも同じように教育、指導ができる。
    ルールがあることで情報共有ができ、人によるバラツキを抑制できる。

    組織の歯車であることが、自分にとって有益である。

    仕組みを作る上で大切なのは、具体的に明文化すること。
    曖昧な仕組みだと問題が起きる。

    また、ルールを守らせる。
    ルールを守らない原因は、知らなかった、意味がない、指摘されない。
    ルールには必ず意味がある。
    ルールを周知し、ルールの意味を説明し、ルール違反には指摘する。

    人の上に立つ立場の人は、責任を持って対処しよう。

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