2022年9月に知人に誘われて消防団に入団。
そもそも消防団って何をするの?
消防団って消防士と何が違うの?など入団してからわからないことが沢山あった。
それから1年間が過ぎ、思ったことを記事にしてみた。
消防団とは
消防団の活動は
①火災から国民の生命、身体及び財産を保護する。
②水火災又は地震などの災害を防除し、災害による被害を軽減すること。
が責務となっている。
消防団員は特別職の地方公務員になり、入団するためには
・市内に住所を有する者。
・18才以上45才未満であること。ただし、特に必要があるときはこの限りではない。
・志操堅個、身体強健であること。
が条件となっている。
若くて、やる気があれば誰でも入団できるだろう。
消防署で活動する消防士は常備の消防機関。
それに対して、消防団員は非常備の消防機関。
消防団員は消防職員とは異なり、消防業務を専業としていない。
「自らの地域は自らで守る」という基本精神のもと、活動をしていく。
- 研修・訓練の参加
- 消防活動などの災害防御
- 常備消防の活動支援
- 被災情報の収集
- 避難住民の誘導
入団したメリット
活動報酬
消防団は消防活動や訓練に参加することで、年額報酬と出動報酬の2つの報酬が発生する。
年額報酬は団員階級によって報酬が変わる。団員は年額36,000円。
出動報酬は行事に参加するごとに1,000円。災害活動は最大8,000円の報酬。
わたしの所属している団では、年額報酬は団の経費として使われ回収される。
出動報酬は自分のお小遣い。
ボランティアで活動しているわけではないので、お金は貰える。
また、5年以上活動を続けることで退職金が支給され、こちらも団員の階級によって報酬が変わる。5年以上10年未満で団員は200,000円。
5年以上は活動続けることがおすすめ。
表彰
活動を長く続けると、国や自治体から表彰される。
自分だけではなく、妻にも活動を支えたということで表彰されることもある。
<退職消防団員報償>
15年以上継続して退職した者に対して、消防庁から賞状と記念品が授与。
表彰されたいならば、15年以上続けることがおすすめ。
コミュニティ
家と会社の往復で人とのつながりが少なかった。
消防団員に入団したことで、新たな出会い、新しい経験をすることでワクワクすることができる。
知人が増え、横のつながりができることによって人間関係が広がる。
そして、人とのつながりを持つことで、自分が困ったときに助けてくれる。
年に一回旅行があると聞いた。
コロナにより自粛してたが、2024年から計画しているらしい。
大人な旅行になるということで、すごく楽しみ。
消防団応援事業所制度
地域で活躍する消防団員に特典やサービスの提供を受けられる。
地元の消防団応援加盟店でカードを掲示することで割引で利用できる。
まだ利用したことがないので、機会があれば利用したい。
入団してのデメリット
休みが少なくなる
研修や訓練行事は日曜日に開催。
半日以上になることがほとんどなので、休みなのに休めないことがある。
行事は強制ではないものの、消防団に入団したからには参加することは義務みたいなもの。
訓練では体を酷使することもあるので、体がバキバキになりつらい。
月に一度の集会のあとのプチ飲み
月に一度、行事連絡で集会がある。
終了後に飲みがあり、消防団員との付き合いになる。
みんな体育会系なので、すぐに帰れそうな雰囲気ではない。
お酒が好き、皆で盛り上げれる方にはメリットかも知れません。
自分はビール缶一杯飲んだあたりでお先に帰ります。
1年間の主な消防団行事
月 | 行事 |
---|---|
1月 | 出初式 |
2月 | |
3月 | |
4月 | 新任消防団員辞令交付式(入団1年目のみ) |
5月 | |
6月 | 水防工法訓練、ポンプ研修 |
7月 | 水難救助訓練 |
8月 | 招集訓練 |
9月 | |
10月 | 操法大会 |
11月 | 機械器具点検 |
12月 | 年末警戒 |
まとめ
休日に休みの時間が無くなるのが一番しんどい。
それに活動で1,000円のみ。
活動時間は2~3時間程度なので、コスパは悪い。
できれば、その時間は家族サービスや自分の趣味の時間にしたい気持ちがある。
何も知らないまま消防団に入団した自分が悪いのだが、、、
訓練活動も本当に意味があるものか疑問に感じる。
消防団に入団してから実際に火災の現場に向かった経験がないので、貢献できるかすごく心配。
もっと現実に近い訓練をしてほしい。
自分の所属している消防団は割とゆるい。
地域によってはやる気に満ちあふれている消防団もあり、平日にも訓練に励んでいる人もいる。今は所属する消防団に入団して良かった。
活動を通じて日常的にそこまで負担になっていないので、地域貢献のために活動を続けようと思う。